日本は冷静に狂ってきている

今日は授業が少ないんで昼前上がり。
テレビをつけてみたら「18年間軟禁」とかあった。
詳しく見てみると、どうも福岡市の博多区で18年間家の中だけで暮らし、学校にも行かず、虐待（教育？）を受けてたらしい。博多区ならばバイトのときにビラを配ったのかもしれないな。そんな面白い逸材がいたのに。
プチニアミス。ちっ、おしい。

それはともかく、この話を聞いたときに著・乙一の「ZOO」っていう小説を思い出した。
一週間ほど前にちょうど読んでたんで。
タイムリーだね。
内容がちょっと似てる。
母子家庭の家に双子の妹と三人暮らしの主人公（女）。学校には通っているけど、家ではろくな扱いを受けず、学校以外、外へ出ることを禁じられていた（妹の方は待遇がかなりいいんだけどね）。家の中でも食事は妹の食べ残し、テレビを見てはいけない（というか居間への侵入禁止）、宿題は台所の隅のほうでダンボールを机に勉強するという扱い。お風呂は勿論最後で、偶に母親と目が合えば殴る蹴るの暴行を受ける日々。
かなり児童虐待に抵触するこのお話。ある日、学校の帰り道で迷い犬を見つけ、張り紙を見て送り届けた……、と続いていくんだけど、結末はなかなか面白い。
「おっしゃー」だって。
好きですこの女。

閑話休題。

んーー、ん？
実際の事件の詳細はわからないけど、よく考えたらあんまり似てない？
似てますか？

小説の主人公は案外その環境を受け入れ、なんとかやっていたが、現実の方はどうなんだろう？
生まれてから、或いは物心付く前からずっとその環境ならば適応、というか慣れてしまうものだろうか？
兄弟がいたことで自分と他人を比較し、自分の立場に日頃からストレスを感じ、堪り兼ねて逃げ出したのか？
ふむん？

まぁ、前者かにゃあ。
結局のところ他者との差異さえも環境として受け入れるんだろうし。
本人、「お母さんかわいそう」とかいってたらしいし。

そういえば、結末も小説と似てるな。
母親から逃げるってとこ。
現実の方は逃げたって結末だったけど、小説のほうも妹をスケープゴートにして（姉と勘違いされ転落死）逃げた。
ま、現実の方はそこで終わりじゃないからねぇ。
「人生がゲームと違うのは、リセットボタンがないからじゃなく、ゲームオーバーになっても終われないことにある」ってことかね。

むーん。

小学生がまた殺されたり行方不明とかなってるなー。
あ、そういえば2チャンの書き込みみたぁ？
あんなのネタだろっても思ったけど、あえて言わせてもらおう。

ロリコン。
それは病気です。

あー、日本はどうなってるんだ？
おいちゃん、心配だよ……。
ふぅ。

そんじゃ、ま。
世界に気をつけていきましょうか。